【コラム】『外国映画めぐり』ことわざも休み休みイエーイ!

2017年01月21日(土)

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170113movie昨年にヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。この長いタイトルはハンガリーのことわざで「生きるためならその場から逃げることも恥じゃない、自分の生きる場所を選べ」という作り手の思いが込められていた。そういえば、ドラマ『リーガル・ハイ』の登場人物・羽生も「サウジアラビアにはこんなことわざがあります」が口癖だった。世界のことわざがはやっているのだろうか?

日本にはことわざがあり、四文字熟語があり、故事成語もあるが、ヨーロッパにも国ごとにことわざがあり、聖書の言葉もあり、偉人たちが残した名言もある。しかし、会話や文章にことわざを挿入する時は要注意で「自分の意見を説明するのは面倒だから、ことわざで省略しているな」と捉えられる場合がある。

例えば、ドイツのあるサッカー討論番組では、自分の意見を言う際にことわざを使ったら豚の貯金箱にペナルティーを払うルールがある。欧州では、できれば最初に自分の意見を言葉や映像で具体的に説明し、最後に「ことわざを添える」くらいが、かっこいい。

しかし、ドヤ顔で言いまくってこそ輝きが増す言葉がある。それは、映画やテレビから誕生するキャッチフレーズだ。『ターミネーター』の「アイル・ビー・バック」や『スター・ウォーズ』の「フォースと共にあらんことを」は、しつこく言うくらいが面白い。シュワルツェネッガーは主演5作品で「アイル・ビー・バック」を言い続け、最新作『エクスペンダブルズ4』でも言っているらしい。

【コラムニスト】三笠・ベック・加奈子
松戸市出身、北ドイツ在住。私は心が折れた時に、みうらじゅんの名言を読んで元気になります。一番好きな言葉は「キープ・オン・バカ」。

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