【コラム】『はなびより』香りが運ぶ春のメッセージ「沈丁花」

2017年03月09日(木)

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170224hanabiyori「沈丁花(ジンチョウゲ) いまだは咲かぬ葉がくれの くれなゐ蕾(つぼみ) 匂ひこぼるる 若山牧水」──秋に作られた花芽は、蕾のまま冬の寒さに耐え3カ月過ごすと、わずかな気温の変化とともに開花が始まります。

立春の頃から咲き始め、小さな蕾が次々に開いてゆくと、あたりはいつの間にか甘い香りに包まれあー今年も春が来たなぁと。香りに誘われて深呼吸をすれば、春の精気が体の中に流れ込んでくるようです。

春の沈丁花、夏のクチナシ、秋の金木犀(キンモクセイ)は日本3大香木と呼ばれ、それぞれが季節の変わり目を香りで教えてくれるメッセンジャー。花の色や香り、鳥のさえずり……身近の自然が奏でる季節の巡りを五感で感じることができる日常に感謝したくなる春の訪れです。皆さまに素敵な春が訪れますように!

writer 武山 直義(日比谷花壇)
http://www.hibiya.co.jp


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