【特集記事】『フードバンクちば』 身近なところから始める社会貢献

2017年03月10日(金)

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贈答用の缶詰や油、調味料…ありがたいけれど使い切れない、という時はありませんか? そんな時は、新たな社会貢献活動として注目されるフードバンクへ寄付してみては。「もったいない」を解消して「人の役に立てる」、一石二鳥の取り組みです。

SONY DSC活動の根本はもったいない

「フードバンク」は「食べ物の銀行」を意味する社会福祉活動。まだ食べられるのに、規格外品や売れ残り、パッケージの破損といったさまざまな理由で、品質上は問題なくともやむなく処分されてしまう食品を、食べ物を必要としている人たちや施設に届ける食品の橋渡しを行っています。

廃棄される理由の1つに、食品の安全性を保つことが挙げられます。「新鮮な商品を多く並べ、欠品させない」食品業界のシステムから、毎日新しい商品が大量に並び、売れ残った物は捨てざるを得ないという状況に……。食のトラブルから私たちを守るためとはいえ、やはり「もったいない!」と感じてしまいます。

「7年前にフードバンクの勉強会に参加した際、食べられない人がいる中、食べ物がたくさん余っている社会は、どこかおかしいと感じたことが、活動を始めたきっかけ」と話すのは、フードバンクちばの代表・菊地謙さん。「メンバーと協力し、少しずつ世の中を変えていけたら」と、5年前に団体を設立しました。

170310front02大切な食品を誰かのために

現在団体では、県内企業20社から食品提供を受け、個人の寄付を含め、年間約42tを収集。こうして集まった缶詰やレトルト食品などは、公的機関からSOSの依頼があった福祉施設や支援団体、こども食堂、生活困窮(きゅう)者に、無償で提供されています。

「個人支援については、開設当初は月5件程度でしたが、最近では月に約150から200件ほどの利用があります。平均すれば、1日10件ぐらいでしょうか」と菊地さん。「また、40ほどの施設が利用していて、運営資金が厳しい福祉団体に喜ばれています。個人では、高齢・障がい者、病気やケガで失業中の人の他、非正規雇用などの理由で、働けども家計が苦しいという人たちも多く、いざという時の″緊急一時支援″として役立てばと活動しています」。

取材中に知ったのは、日本では年間約2800万tもの食品廃棄物があり、そのうちまだ食べられるのに捨てられている食べ物(食品ロス)が、6
32万tもあること(平成25年農水省推計)。毎日おにぎり1、2個を捨てている計算になるという、驚きの状況でした。

フードバンクちばへの寄贈は、個人でも参加できます。一人一人ができることは決して多くはありませんが、集まれば大きな力が生まれるはず。身近な社会貢献として協力してみませんか。

寄付を求めている食品(一例)

フードバンクちばでは、個人からの寄付を歓迎しています! 発送する際は、下記を確認の上、宅配などで発送を(土・日・祝日の到着はご遠慮ください)
◆穀類(米、麺類、小麦類)
◆乾物(のり、豆)
◆保存食品(缶詰、ビン詰め製品など)
◆調味料各種、食用油
◆インスタント・レトルト食品
◆ジュースやコーヒーなどの飲料類
◆お歳暮、お中元の品など

《注意すること》
①賞味期限が明記され、かつ2か月以上あるもの
②常温で保存が可能なもの
③未開封であるもの
④破損で中身が出ていないもの
⑤米の受け取りは、古々米までとしています(玄米可)
⑥アルコール類は受け付けていません

〒263-0023 千葉市稲毛区緑町1-25-11-101「フードバンクちば」宛
※発送前後の連絡はいりません ※配送費用は寄贈者の負担になります


「フードドライブ」に参加しよう!

フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄り、市内の福祉団体や施設などに提供する活動。次回の受け付け期間は下記の通りです。場所などの詳細はホームページで確認を。
◆2017年5月15日(月)〜6月30日(金)
◆2017年9月19日(火)〜10月31日(火)
◆ホームページ/http://foodbank-chiba.com

・問い合わせの際は「ニューファミリーのホームページを見た」とお伝えください。

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